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全国紙管工業組合 青年部会研修会報告

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全国紙管工業組合 青年部会研修会報告 平成24年3月2日
 全国紙管工業組合青年部会の研修会として、平成24年3月2日(金)に、昨年の3月11日に起きた、「平成23年東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)」で実際に被災された、株式会社竹林紙管の石巻工場と、日本製紙株式会社の石巻工場、三協紙業株式会社の仙台工場を見学させていただきました。
 当日は飛行機で向かったのですが、仙台空港に降りる直前に眼下に見えた光景は、海岸線に沿って奥行100mはある広大な防風林の木々がすべて海と逆方向に傾き、それを抜けた先には、そこに建物があったと思われるコンクリートの基礎を残して何もない平地、そんな光景が右にも左にもずっと広がっている。それは実際に大きな地震が起き、その後に想像もできないような巨大な津波が押し寄せて来たという事実を再確認させられ、ただ息を呑むばかりでした。
仙台空港に到着すると、地震や津波が嘘だったのではと思われるほどきれいな建物で、震災を乗り越えて前に進もうとする人間の力強さを感じました。そこから石巻市まで車で約1時間、道端に山積みされた瓦礫や車の山や、崩壊したビルや工場、1階の窓がすべて割れた廃屋、田んぼや畑のように見える住宅地の跡。まだ震災の爪痕はとても深く受け入れ難いものでしたが、そんな被災地の真ん中に、竹林紙管の石巻工場はありました。白く清潔感のあるその建物は、震災に負けまいとする、復興の象徴のように誇らしく見えました。
そこで、村上社長から、地震発生から津波が来るまで、そしてその後、社員全員の方と連絡が取れるまでの葛藤や、工場が再稼働するまでのお話、自社や日本製紙の当時の写真や被災状況のデーター、また偶然撮られたという津波の映像等を見せていただき、地震や津波といった自然災害の恐ろしさを再認識するとともに、災害に対する備えの大切さを改めて感じました。
その後、工場内も見学させて頂きましたが、被災されたとは思えない程、工場内がきれいだった事や、製品の素晴らしさもさることながら、社員の方々の元気で前向きな目が特に印象的でした。
また、日本製紙の石巻工場も特別に見学させて頂き、まだ震災の爪痕が痛々しい箇所も所々ありましたが、既に稼働している8号抄紙機をはじめ、復興に向けて確実に前進しておられました。
その後、三協紙業の仙台工場に移動し、当時の状況等についてお話を伺い、地震によってできた地割れの跡等を見せていただきましたが、厚さ10cm以上もあるコンクリートの床が、まるで稲光のように割れている様はとても信じられない光景でした。また、なぜそのような地割れが起きたのかといった話も聞かせて頂き、大変参考になりました。
研修会終了後は、鳴子温泉にて懇親会が行われ、おいしい料理と、素晴らしい温泉を堪能させて頂き、青年部会員の結束がさらに強まりました。
最後に、あの大震災から既に1年近くが経とうとしていますが、被災地の現状を見学させていただき、また、その中で実際に頑張っておられる方々に、当時の状況や、これまでの復興への道のりなど、お話を伺う機会を頂けたことにつきましては、大変お忙しい中、幹事をして頂いた竹林紙管の村上社長をはじめ、三協紙業の佐方社長、また各工場の方々、本当にありがとうございました。
そして、微力ながら1日でも早い被災地の復興を心からお祈り申し上げます。
株式会社鈴木松風堂  鈴木 陽

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