理事長挨拶

紙管業界の使命と当面の課題

 当組合は、紙管を製造販売する全国各地の企業で組織された団体です。紙管 (Paper-Core) はお客様の製品を巻く“芯”に使われるものと、お客様の製品を収納・保護する“容器”として使われるものに大別されますが、様々な産業分野の製造工程で不可欠な“部品”であるとも言われています。食品ラップや粘着テープ・繊維や布生地・紙や各種フィルム・菓子容器など、皆さまの生活を支えている身の回りの沢山のモノが、芯や容器が無ければお客様が製品を製造できないという重要な責任を担っています。しかも、お客様の流通や加工の段階でも平板・枚葉で使われるより、ロール状で使われるケースが多く、その巻芯としての合理性から将来に渡っても安定供給し続ける使命があるとも言えます。

 そのような紙管を社会に提供している当業界だからこそ「SDG'sを目指した社会貢献 + BCPの仕組みづくりによる安定供給」に向けた課題に取り組んで参らねばなりません。しかし、いずれも業界活動レベルでなければ容易に成し得ない課題と認識しており、当組合に加盟している企業は皆、必ず日本の産業発展へ貢献できるものと確信と誇りを持って積極的に活動しております。

 今後も組合員一丸となって、新時代に向けた進化に挑戦して参りますので、何卒、ご理解ご協力をお願い申し上げます。

 末筆になりましたが、既に紙管を製造していて当組合に未だ加盟していない企業様におかれましては、加盟企業一同よりご参加を歓迎致しますので遠慮なくお問合せ下さいませ。

代表理事 佐方 將義