環境への取り組み
当組合は紙管を製造するメーカーの集まりで、その総出荷量は全国シェアの7割以上を占めています。だからこそ、当組合の環境への取り組みは日本の環境問題に大きく貢献できる可能性があるだけではなく、むしろ社会的責任であると認識しております。
私たちは、一時的なボランティアに終始するのではなく、環境とビジネスを両立させたサスティナブルな環境対策を方向性として加盟各社の英知を結集してゆく考えです。
紙管の製法は、際立った高温高圧を要するものではなく、またその製造設備も膨大な電力エネルギーを必要としません。更に、特殊な薬品添加物や化石添加剤を大量に必要とするわけでもなく、再生原料でもある古紙を利用した商品であるとして、これまでも環境対応型製品として広く社会に貢献してきており、それが故に紙管は「環境にやさしい商品」であると言われてきました。
しかし、その評価に甘んじることなく当組合では、政府方針に従い「CO2排出量削減」と「ゼロ・エミッションへの挑戦」の2つのキーワードに絞って活動を展開してゆきます。
「CO2排出量削減」について
(1)加盟各社の環境問題意識を更に高める情報提供・教育活動を行います。
(2)原材料・副資材・梱包材や包装形態において、加盟各社が極力環境配慮品を優先的に選択し、お客様へ提案することができるような情報提供や支援を行います。
(3)紙管の製造段階におけるCO2排出量削減策として、工程ロスの削減を支援します。
(4)紙管の輸送段階におけるCO2排出量削減策として、加盟各社で合理的な輸送方法についての研究を重ねます。
「ゼロ・エミッションへの挑戦」について
(1)紙管再利用率や直面する課題についての情報を収集分析します。
(2)関連団体と協力して、紙管再利用率を高める技術と仕組みを構築し、循環型商品を目指します。
そして数年内には、業界を挙げて「長期環境ビジョン」の策定に着手する計画です。
これからも、今まで以上に紙管が環境配慮型製品の代名詞にまで進化するよう、活発に活動を進めて参りますので、紙管の可能性に乞うご期待いただきますようお願い申し上げます。
・紙製パレットの柱
・紙製手旗
・紙製菓子容器
・紙製ボールペン
・常設展示用紙製柱
・各種ディスプレー
・紙製緩衝材・プラスチック製巻芯の代用 etc